小泉今日子書評集。

図書館の「最近返却された本」の棚で見つけた「小泉今日子書評集」。
何年か前に話題になった本だ。
どんな文章を書くんだろう。
本を手に取り、ぱっと広げてみたところ、「本を読むわたし」という本の書評が目にはいった。
作者は華恵さん。
ちょっと分からないな。
少し読んでみると、「小学生日記」を書いた女の子だった。
「小学生日記」を読んだことがある。
本屋さんで棚を見ていて、タイトルが面白いな、という理由で購入した。
読んでみて、裏切られた気分になった。
本当に小学生が書いている。
こんなみずみずしい文章を小学生が書くんだ、とひどく驚いた。
本の中の一編、「ポテトサラダにさよなら」は全国小・中学校作文コンクールで文部科学大臣賞を受賞している。
コンクールに選ばれる作品というのは、小学生らしい、明るくはつらつとしたものだと思っていたが、大人の微妙な事情を小学生の視点から書いた話だった。
この子はこんな風に思って、それをちゃんと書けちゃうんだ。すごい。
でも小学生の段階で進学塾に通っているようだし、今はモデルさんになったなら、もう書いていないかもしれないな。
勝手にそう思っていたが、彼女は中学生になって「本を読むわたし」という本を書いていたことを小泉今日子さんから知らされた。
書評の最後に、「15歳の子がこれを書いた?とっても素敵で、驚きました。」という感想を付け加えている。
私は12歳の彼女に驚いていた。
15歳も12歳も一緒、小泉今日子さんも同じことを感じてるんだ。

パラパラ書評集をみてみたところ、いろんな作者の本が見開き1つに一冊紹介されている。
たまたま開いたところが私が知っている作者の本だったのか不思議だったが、なにかの縁だろうと思い、借りて帰った。
読売新聞の読書委員として発表した書評集。
2005年から始まり、2014年で終わっている。
小泉今日子さんが40代になった頃に出合った本たち。
彼女の書評で、読んでみたいな、と思う本が結構見つかった。
今の私にあっているのかもしれない。

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