子どもにうける外食店の条件

風月お好み焼き
先日、誕生日である子どものリクエストでお好み焼き屋さんに行くことになった。
私は「お店の人に作ってもらう」お好み屋さんに行きたかった。
たまたまお好み焼きが食べたくなった人がお店提供のこだわりの材料で焼くより、何千枚と焼いている人がこだわりの材料で焼いたほうがより美味しいに決まっている、と思い込んでいるからだ。
近所には「お店の人が作ってくれるお好み焼き屋さん」を探してみたところ、焼いてくれそうなお好み焼き屋さんが車で10分のところにあるのを見つけた。
お店は小さい。店主が焼ける分の席数にしているのだろうか。人に焼かせない派?それもかっこいい。期待できる。
Goggleや食べログの口コミをみながらイメージを膨らませる。
ねぎタップリのお好み焼きの美味しそうだけれど、鉄板で焼いたニンニクチャーハンもなんとも香ばく美味しそうだ。
すっかり食べる気になったところで、子どもに「このお店にしない?」と薦めてみた。「見せて。」というのでスマホを渡す。画像をいくつか見た後、眉をひそめてこういった。
「ドリンクにジュースがないからイヤだ。」
なんと、ジュース。確かに食べログユーザーのメニュー写真にはドリンク部分にアルコールしか写っていなかった。
「子どもOKとあるから、きっとなにかジュースがあるよ。」と言ってみたけれど、どうしてもダメらしい。譲らない。
仕方がないので、イオンの中にある「鶴橋 風月」にした。以前京都で食べたことがあるので、店員さんが焼いてくれるのも知っている。「鶴橋 風月」は関西圏だとたくさんお店があるようだけれど、名古屋では1店舗。そして、車で20分。夜行くにはちょっと疲れる距離だけれど、イオンの店舗なら間違いなく子どもOKだし、駐車場も大量にあるはず。目の前で焼くのを見るのも楽しいだろうと思い、「鶴橋 風月」に決めた。
お店に入って、子どもがまず頼んだのは、お好み焼きではなくラムネジュースだった。小学生ドリンクと大人ドリンクとサイズが2種類あり、種類もそれぞれ5種類以上はあったが、子どもは大人ドリンクの中にあるラムネジュースを選んできた。なんせ誕生日だから、好きなものが頼めることを知っている。ビー玉の入った瓶もたまにはいいだろうと注文する。その後お好み焼きやら焼きそばなどいろいろ頼んだ。
しばらくして隣の席を指していった。
「あれ!すごい!」
ビールのジョッキにはいったジュースだ。メガサイズらしい。そんなのがあるんだ、と思ったけれど、子ども2人はすっかりメニューでチェック済みだったらしい。メロンソーダとカルピスらしきものが大きなジョッキにたっぷり入っていて、その迫力に、子どもらは素直に驚いていた。大人でいうと、冷えたジョッキに綺麗な泡がのったビールがやってきて歓喜するようなものだろうか。ジョッキ焼酎とか?「わー!一杯ー!」と私も言った覚えがある。子どもにとって、ジョッキの中に入っていて欲しい飲み物は、ジュースなのだ。
その後、目の前で丁寧に焼かれたお好み焼きを食べてお腹一杯になった後、隣の席をみたら、すでに人はいなかった。
テーブルの上にグラス。ジョッキの中に半分ぐらいジュースが残っている。美味しいお好み焼きを食べたら、全部飲みきるのは難しかったのだろう。うちの子はラムネ瓶からちびちびラムネをグラスに注ぎ、「このビー玉とれない。どうするの?」といっている。
子どもにとって外食の中心はジュースだとつくづく思った。

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